温暖化の影響でしょうが、10月に入っても暑い日々。やっとここ最近、朝晩秋らしくなりました。
今回は、「曲が難しくなってきたら考えてほしいこと」です。
最初の頃は、音符の読み方やリズムの取り方、音楽記号の意味などを理解し覚えることから。
基本的なことでも、思いのほかたくさんありますので、繰り返し繰り返し定着するまで確認し続けます。
この頃は、まだ弾く曲も本当に短く簡単で、一日3~4回を数日続ければ弾けるようになる曲がほとんどです。
この時期は、まだ本当に試運転の段階ということです。
ピアノというものに慣れること、レッスンに通うことに慣れること、
そしてご家庭での練習の習慣をつけることがまず一番の目標です。
年齢や個人差もありますが、半年もすれば少しピアノを弾くことに慣れてくる生徒さんがほとんどです。
次第に弾く曲が両手になり、更に右手と左手で違う音、違う動きの曲になりはじめたら、
さてここからがいよいよスタートだと思っていただいたほうがいいと思います。
リズムも複雑になり、一日3~4回、数日弾いてみたところですっと弾けるわけではなくなってきます。
今までと同じ「ピアノに慣れる程度の練習」では、対応できません。
今までのような練習では、レッスンについていけないなぁと思ったときは・・・
「練習の量と質」について十分に考えてみてください。
さらにレベルが上がり中級以上になれば、
ただやみくもに「練習量を増やす」ことだけでは解決しないこともあります。
片手づつ繰り返し弾いてみる。
出来ないところだけ取り出して弾いてみる。
両手でとてもゆっくり弾いてみる。
全体をざっと弾いてみる。
ありとあらゆる丁寧な練習の仕方を工夫する必要があります。
20回弾いた・・・30分以上練習した・・・
もちろんそれも頑張ったことで力強くほめてあげたいですが、
どのように20回弾いたのか、どのような30分だったのか、
しっかり内容も意識して練習することで「質」があがっていくことと思います。