3月ですからピアノをこれから始めようかなという方もいらっしゃるでしょう。
そのような方に向けてのお話です。
何歳からピアノを始めるのがよいのか。
もちろん、ピアノは何歳からでも始められます。
大人になって初めてピアノを習っても弾けるようになりますよ。
4~5歳から始めた方、小学校2~3年で始めた方、高校から始めた方、
大人になって始めた方など、過去指導させて頂きましたが、
どの年齢で始めても結局一生懸命練習してきてくださる方は上達しますし、
どんなに早く習い始めても練習量が足りなかったり、
気持ち的にもピアノに対し熱量が少ない方はあまり進んでいきません。
ただ、全く違う年齢で同じくらい一所懸命に取り組んでくださっている方がいたとして、
詳しくここでは言いませんが、同じような感じで上達するのかといえばやはり違います。
小さいお子さん、特に幼児から6~7歳くらいまでのお子さんは感覚的にとても優れています。
細かい理屈など説明しなくても、
「こうやって弾いてごらん」とやって見せると勘のいいお子さんなら瞬時にマネできたりします。
大人から見ると凄いなと感動するところですが、いかんせん、これはまだ定着していません。
自分のものにはなっていないのです。
定着するのは、それを積み上げていって高学年、中学生になるころです。
ですので、小学校低学年で弾けていてもそれはまだ本人のものにはなっていません。
そこからです。
なので小3や小4でピアノを辞めてしまうとほとんど弾けなくなってしまうわけです。
話を元に戻して、では何歳から始めるのがよいのか。
もちろん、始めたいと思った時です。
ですが、少しでも音楽やピアノに興味をお持ちであれば4~5歳からがいいと思います。
ただし、個人差がありますから落ち着いて話が聞ける状態になっていればということです。
ピアノの個人レッスンは集団の音楽レッスンとは全く違うものです。
「先生の話を聞いてそれをやってみる」という自覚がご本人にない状態では成り立ちません。
4~5歳でまだ音楽に興味があるかどうかわからない場合は、
あまり慌てず集団のレッスンで様子をみたほうがいいこともあります。
その後、当教室に小1から移って来てくださった方はとても順調に上達されています。
小学校1年から始めるのも遅くはないですが、入学という大きな節目があり、
生徒さんも大きく変わる環境に適応しないといけないこともありますからね。
習い始めると「こんなに大変なんだ・・・」と思うことがあるかもしれません(苦笑)
でも、諦めないでくださいね。
本当のところ、ピアノ簡単じゃないです!
簡単じゃないものに挑戦するんだと覚悟を決めて始めてもらえれば・・・
きっと上手くいきます(^^)
小さなお子様は本当に可能性の塊です。
一生懸命取り組んでくださる方は必ず弾けるようになっています。
それもとても自然で心地いい演奏ができるように。
当たり前なのですが改めて、「やはり基礎、基本が大事」です。
でも、基礎基本を身につけるにはとても時間がかかります。
突貫工事ではあとあとやっぱりいろいろな弊害が。
大切なところに時間をかけると後々そのほうがすっと伸びていきます。
基礎、基本に時間をかけられる4~5歳から始めてみることもお考えくださいね。
あっという間に2月です。
来月3月末には久しぶりのピアノ発表会を予定しています。
私自身、ピアノ講師として何十回も発表会を開催してきましたが、
実は今回初めての経験があります。
それは、私の教室の生徒さんのみでの単独の発表会ということです。
これまで、お知り合いの先生とご一緒させてもらい合同発表会として行ってきました。
とても立派な大ホールで盛大に参加させていただいてきました。
生徒さん達にとって特別な経験ができたのでは、と思っています。
それを踏まえて、今回は単独でのピアノ発表会を初めて企画しました。
これまでのような大ホールとはいきませんが、こじんまりとしたホールでなかなか素敵です。
会場の予約から、お写真、プログラム、お花・・・と準備と手配が山のように。
大変ですが、全て自分でやるのも楽しいものです(^^)
いろいろと工夫をこらして普通のピアノ発表会とは一味違う形にします!
生徒さん達の曲の仕上がりも順調にきています。
あと2か月でしっかりピークにもっていきますよ~。
凄い大曲に挑戦する生徒さんもいます。
ピアニストの方がコンサートのレパートリーにするレベルの曲です!
本当に楽しみです。
次回、ピアノ発表会が素敵なホールにて開催決定です(^^)!
実はこの3年ほどの間で本格的なピアノ発表会が2回も延期、中止となったことがありました。
例の流行り病が理由です。
この間、「どうしたら生徒さんに発表の場を作ってあげることができるのか」
と悩んだこともありました。
いろいろと考え前回はこじんまりとしたサロンで、
「ピアノおさらい会」という形で練習の成果を発表して頂きました。
ホールとは違い身近な感じで聴いてもらえることで、
緊張はやわらぎリラックスした雰囲気で終始楽しかったです。
そのような経験を経て、さて今回。
やっぱりホールでの演奏を味わってほしいという気持ちが沸々と。
高いステージに上がって一人で最後まで弾き切るというのは、
本当にすごい精神力が必要。
学校生活やいろいろな活動で舞台に立って何か発表するということはあっても、
たった一人でやり切るという経験はなかなかないのではないでしょうか。
これをぜひ味わって欲しいなと思っています。
生徒さん達は発表会を経験を通して本当に大きく成長していきます。
次回ピアノ発表会が桜の季節、3月31日に開催決定です。
素敵なホールです(^^)
発表する曲も決まり当日に向けて既にスタートしています!
ピアノを習う本当の楽しさとは?ということについて。
例えばスポーツでも、その他活動でも、
習い始めはごく初歩的なことが分かりできるようになるとそれだけで嬉しいですね。
そして、その初歩的な段階はある程度やっていればほとんどの方ができるものです。
何が楽しいかは人それぞれなので、ここまでの段階の「楽しさ」だけ味わいたいというのも、
もちろんありだと思います。
が、実はそこから先の「より深い楽しさ」が本当はあるわけですね。
初心者を抜け出し初級レベル終盤になると「本当の楽しさ」が待っています。
しかしそれは、なかなか難関なのです。
初心者の頃と同じ考え方、同じ練習量、同じ練習の仕方、同じ感覚、では行きつかない。
そういうことが起こってくるわけです。
いろいろ試行錯誤して努力して頑張ってもすぐに結果として目に見えないことも多くなり、
なんか上手くいかないなぁ、しんどいなぁ、とさえ思う日もあります。
ピアノもそのような時期がほとんどの方に訪れます。
でも、本当はそこから、なんですけどね。
そこからが「本当の楽しさ」です。
簡単ではないから凄いわけです。
誰でもちょっとやればできるのなら、世の中全員ピアノが弾けるはずですよね。
踏ん張ったり、堪えたり、苦労したり。
嫌になったり、泣きたくなったり。
でも、それを乗り越えたときの達成感、弾けたー、凄い!という喜び。
プロセス全部含めての「本当の楽しさ」を味わって欲しいなと思っています。
ピアノを習う生徒さんでこの「本当の楽しさ」の段階に入っていける方はごくわずかです。
初心者、初級の段階で辞めてしまう方が本当に多い。
趣味や教養としてのピアノ演奏ですから深刻になる必要はありませんが、
それでもやはり真剣な気持ちがあってこそ次の段階に行けることを知って頂きたいと思っています。
「本当の楽しさ」をレッスンではお伝えしています。
深刻にならずに、生徒さんと一緒に楽しみながら。
今年の3月よりご入会いただいて約半年経った小学校2年生の生徒さんのご様子を少し。
彼女は某大手音楽教室(わかってしまいますね・苦笑)に通われていたのですが、
グループレッスンが主体でしたのでピアノ個人レッスンは少し経験がある程度でした。
体験レッスンに来て下さって、第一印象がもう本当にかわいらしい(^^)
元気いっぱいで、よくお話もしてくれますし、反応もとても速くて楽しいお子さんです。
ピアノも好きなご様子で、体験後すぐにご入会のお返事をいただきました。
ただ、お母様が「音符を全然読まないんです」と少し困ったようにおっしゃっていました。
当教室の体験レッスンでは必ず、演奏だけではなく音が読めているか、音感があるか、
リズムがわかっているか、などを確認しています。
その時点での生徒さんのとても良い点、これから身につけるべき点についてしっかり判断します。
音読み、譜読みについてしっかり頑張っていきましょうというお話をしてレッスンスタート。
そして約半年たち、どんどん音読み、譜読みが速くできるようになってきました!
まだ少し間違えたり抜け落ちたりもありますが、あと半年も経てばもっと精度が上がります。
ご入会にあたり、抜け落ちている部分がないよう曲の難易度は少し戻りました。
その代わり物凄いスピードでこれまでの復習を兼ねて教本・曲集を進めてきました。
みるみるタッチも変わり響きの良いよく通る音が出るようになっています。
凄い成長だな~と。ほんとに素晴らしいです!
ご入会時、アコースティックピアノへ買い替えを即断してくださったお母様にも本当に感謝です。
ピアノを習っている小さなお子様の保護者の方へ、ぜひ知っていただきたいこと。
まだ小さいから、なんとなく習っていればいつか弾けるだろう・・・ということはありません。
幼児期のピアノレッスンは「楽しい」がマストです。
「ピアノ楽しそう」「音楽おもしろそう」そう感じてこそ興味がわき好きになるからです。
でも、小学生以降はただの、表面上の「楽しい」だけでは実力はつきません。
むしろ逆です!
小さなお子様は物凄いスピードで変化、成長されていきます。
初心者、初級の方ほど丁寧に正しく習うことで本当の基礎が身についていくのです。
でも、もちろん「ピアノ楽しい」はいつだって大切。
「本当の楽しさ」と「ピアノがちゃんと弾ける」は両立できます。
では、ただの表面上の楽しさと本当の楽しさの違いとは?
次回はそのことについて書きたいと思います。
この春から中学生になられた生徒さん。
入会してくださったのは幼稚園の頃ですから、通ってくださってもう7年以上。
小さかった手や体もどんどん大きくなって凄い成長だな~と感嘆します。
ピアノについても積極的にしっかり取り組んでこられて、小6の最後にはショパンの「華麗なる大円舞曲」に挑戦。
本番では最後まで止まることなく表現も考えながら見事弾き切りました。
彼女は公立中学への進学なので、無理なく実力をつけつつも、
小学生のうちになるべく前へ、前へという気持ちでレッスン内容も進めてきました。
中学生になればこれまでのようにゆっくりピアノに向き合う時間はないとわかっていたからです。
中学入学後は運動系の部活に入部されました。
塾にも通っておられます。
もう本当に忙しい。
ここでほとんどの方はピアノは辞めたんだろうと思われたのではないでしょうか?
いえいえ、ピアノ、続けておられます!
ただし、月2回のレッスンに変更しました。
中学生とはいえ、まだまだ成長期ですから本当は月3回以上のレッスンが望ましいですが、やはり無理は禁物。
辞めてしまうよりは月2回、ペースを落としても続けていくことで演奏力は維持されます。
これは大人になった時、振り返ってみてきっと分かることだと思います。
忙しく、体もクタクタだろう彼女。
思うように練習する時間もないことがほとんどでしょう。
でも休まずレッスンに来てくれています。
その気持ちがある限り応援します!
練習できてなくても、とにかくレッスンにはおいでと伝えています。
細々でも続けていくことで見れる、届く世界がありますから。
中学生の時期、可能性がいっぱいで輝いていますね。
ここからが本当のピアノの奥深さ、楽しさに気づいていく時期です。
昼間は暑くなってきましたね。爽やかな5月がいいのですが。
今日は、「実力以上の曲を弾くこと」について少し。
もうね~、これは本当に言いたいことがあります。
普段の教本について実際の実力とかけ離れた難易度の場合、
生徒さんにとって良いことはほとんどありません。
特に初心者や初級レベルの子どもの生徒さんにとっては、
「ピアノを習得できないまま終わる」ということにもなりかねません。
例えれば簡単な足し算や引き算が理解でき始めた段階でいきなり高度な数学を解こうとする感じでしょう。
どう考えても無理がありますよね。
物事には段階があり一足飛びに進むことは残念ながらできません。
できることは一つ一つの段階をなるべく効率よく無駄なく進め習得していくことのみです。
(そのためのアドバイスはしっかりします!)
ところが、ピアノでは「実力以上の曲」をやっていることが本当に多いです。
その結果、何が起こるかと言えば、
音が読めていない、音楽記号の意味が分かっていない、音の長さがあやふや、
全くわからない状態で耳に頼ったり教えてもらったことをまねて動きを覚え鍵盤を押している状態・・・。
なんとか1曲できたとしても、力がついていないので次の曲でまた同じことが延々と繰り返されます。
当たり前ですが、本人は理解できていない状態で弾かされるのでつらくて面白くもないし、
その先は何が待っているかといえば「ピアノ辞めたい」しかないわけです。
これは生徒さんだけの責任ではありません。
指導者がしっかりとその生徒さんにあった教材、難易度の曲を選択すべきです。
もし、生徒さんが実力以上の曲を望まれる場合ははっきりとお伝えすることが必要だと思っています。
発表会などの特別な場合は実力以上の背伸びした曲にあえて挑戦するのは大いにありですが、
普段の教本については、ちょっと頑張れば弾けるという難易度を指導者が適格に見極めることが大切です。
ピアノを習って世界が広がった、
自分の力でどんどん弾けるようになってきた、楽しい!と感じてもらえるように。
本当にそうなれますよ。
しっかり実力がつく指導をしています。
入学、新年度など新しい生活が始まりました。
この春、ピアノを始めてみませんか?
ピアノ未経験の方には面談を、ピアノ経験者の方には体験レッスンを受付中です。
いずれも無料です!
お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡くださいね。
さて、以前からピアノ演奏に関して「読譜力」は必須ということを何度もお伝えしています。
音符を読む力、更には一つ一つの音符としてだけではなく楽譜として読む力です。
これはもう、音感のその後すぐに身につけなければならないと言い切りたいくらいです。
それくらいピアノの習得にあたっては大事な力なのです。
音符は音楽の文字と言っていいのではないかなと思っています。
つまり、音符が読めない、読むのがあやふやという状態は文字が読めていないのとよく似た状態です。
幼児の頃や小学校1年生くらいまでなら「大丈夫、これからだから」と言ってあげられますね。
しかし、それが2年生、3年生・・・と続いたらどうでしょう?
「大丈夫」と言ってられるでしょうか?
「目の前の宿題として出された曲をとにかく次のレッスンまでに弾いていく」
もちろんそれは大事なことですし間違っているわけでもありません。
でも、本人の実力がつかないまま、ある意味何のためにその曲を弾いているのかも分からないまま、
とにかくただ曲をなんとか弾く、弾く、その繰り返しになっていないでしょうか?
音源を聴かないとどのような曲か全くわからない状況ではないですか?
間に合わなければ保護者の方がなんとかつじつま合わせのように教えていないでしょうか?
小学校低学年までの間は本当に貴重な貴重な時間です。
何をさておいても絶対に基礎を身に付けるべき時期です。
音楽の土台がしっかりしていないとどんなに種をまいていても芽が出ません。
低学年までの間にしっかり読譜力をつけることが大切です。
でもそれはとてもとても地味な作業です。
華やかでもなくかっこいい曲を人前で披露する場面でもありません。
地道な努力が続きますが、それがあとあと高学年になって大きく花開いていく一歩になります。
ぜひそのことを生徒さんにも保護者の方にも知っていただきたいです。
音感だけでなく、読譜力、リズム感など音楽を奏でるために必要な力がバランスよくつくように指導しています。
ピアノを弾くのが楽しい、思い通りの音楽をのびのび表現できる生徒さんを育てます。
昨日、とても嬉しいご連絡をいただきました。
わが教室に約10年通ってくださって高3の受験前に卒業された元生徒さんから久しぶりにご連絡が。
なんと、見事に!国立の医科大学に合格されたというご報告がありました!
レッスン中だったので、電話とメール両方でご連絡くださり、
久しぶりにお声を聴けたのも嬉しく、更に素晴らしい結果にもう本当に嬉しくて嬉しくて。
自分のことではないのに自分のことのように嬉しかったです(^^)。
彼女に出会ったのは小2の時。
他教室に通っておられたのですが、ピアノの上達を心配されたお母様と体験にいらっしゃいました。
入会後はみるみる上達されていきました。
音楽的センスもとても高く、1伝えれば10理解するような利発なお子様でした。
でも、そんな彼女もいつもいつも順調だったわけではなく、
中学受験を控えられた時期はピアノに向かう気持ちはかなり薄れていたように思います。
それでも月2回と回数を減らしつつもピアノも辞めずに続けてくださいました。
その後、中高とピアノを続けられショパンやリスト、ドビュッシーなども弾きこなすまでに。
それも何とか弾けているというようなレベルではありません。
十分に音楽的表現を追求し聴く人を魅了するような演奏ができるようになられました。
中学受験を前に小4や小5まででピアノを辞める方は多いかと思いますが、
彼女のような凄い方もいらっしゃるのだということをぜひ知っていただきたいです。
もちろん、ご本人の能力が高いのでしょう、誰でもできることではないですよ、というのも事実でしょうが、結局どんな時も諦めず地道に努力されてきたからこその「勉強もピアノも」ということもあるのではないでしょうか。
素晴らしい結果ばかりに目を奪われそうになるのですが、
もしこれをお読みくださっているピアノを習う生徒さんと保護者の方がいらっしゃるのなら、
ぜひ知っていただきたいと思います。
彼女がそこに至るまでの平坦ではなかった長い道のり、小さい頃からの不断の努力、ピアノに向かう真摯な姿勢。
全て私も知っているからこそ、
「やっぱりさすがだな。」と。
素晴らしい努力、頑張りに心から賞賛を贈りたいです。
お母様はいつもお心遣いいただき、レッスンにも常にご協力くださいました。
本当に感謝しかありません。
ただの習い事のピアノの先生に進路のご報告まで頂いて本当に私は幸せ者だなと。
長くピアノを指導させていただいているとこんな嬉しいご報告をいただける日も来るのだなと感激でした。
そして、本当に一番知っていただきたいこと。
彼女はピアノが大好きで、楽しんでレッスンに通ってくださっていたということです。
2023年、今年もスタートです。よろしくお願いいたします。
現在、面談や体験レッスンを受付中です。
いずれも無料です。
ピアノ未経験の方、ピアノ経験者の方、大歓迎です。
少人数の方のみに丁寧に深く教えています。
流れ作業のようなレッスンではありません。
以前にも書きましたが、
教え始めた若い頃に比べ、自分のピアノ指導の目指す方向性や内容は大きく変化してきました。
ただの習い事のピアノであっても本当に美しく音楽的に演奏できるようになります。
今レッスンでお伝えしていることは、実際の経験の中から導き出したものです。
数多くの生徒さん、保護者の方との出会いの中から教えてもらった宝物のような経験から気づいたことです。
それをお伝えできたらなぁと思っています。
でもそれは、受け取りたいと思ってくださる方にしか伝わらないことも十分にわかっています。
「ほんとに自分の演奏、変えたい」と思う方、お気軽にお問い合わせくださいね。
11月20日、無事「ピアノおさらい会」開催しました!
これまでの発表会とは違いリラックスした雰囲気で進めたかったのでイメージ通りでした☆
1曲だけでなく何回も出番があるのもご家族の方に満足していただけたかなと思いますし、
演奏後はご本人への感想インタビューや親子連弾も楽しく、
発表会とは違った形で行うのもいいものだなと思いました。
また、今のご時世発表会への参加費もご負担に感じる時期ではないかとも思うのですが、
今回のおさらい会はとてもリーズナブルな参加費でした。
次回は少し上がるかもしれませんが、それでも発表会に比べれば気軽な参加費です。
いろいろな意味で気軽に参加できる「おさらい会」の良さを感じました。
スタインウェイのフルコンに触れる機会にもなりましたし、
人前での演奏ともなればやっぱり練習にも真剣度が増しますし、メリットがたくさん。
もちろん、発表会のような大ホールでの演奏経験も大事ですが、
小さなサロンでも人前で演奏を聴いていただくことで得られる成長は計り知れません。
ショパンの「華麗なる大円舞曲」でトリの演奏が無事終了。
「ブラボー」の声も上がりました(^^)
とても楽しい時間でした!
また、「おさらい会」開催していきたいと思います。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
最近ふと気づいたことがあります。
ご自分やお子さまにあったピアノ教室をお探しの方に参考になるかなと思い書いてみますね。
若かりし独身の頃に約10年、今の場所になって約18年ピアノを教えてきたわけですが、
ずいぶんとご入会くださる生徒さんや保護者の方の傾向が変わったなということです。
きっとそれは私の年齢だけでなく、ピアノ指導者としての経験やスキルが上がったからだと思います。
自分で言うのもなんですが。
教え始めてまもない20代の若かった私は元気いっぱい。エネルギーもいっぱい。
どうしたたら生徒さんが上達できるのか手探りしつつ指導方法の勉強と目まぐるしい研修の日々。
自分の演奏力の向上のための勉強、グレードの取得など、もうそれはそれは忙しく。
若さの勢いで駆け抜けました!
「先生に教えてもらえてよかったです」と言ってくださった方。
出産で一旦ピアノ指導を休止する際には、
「先生、また復帰してくださるんでしょ?」と。
「この子が先生に教えてもらえないなら辞めるっていうんです。」と言ってくださる保護者の方も。
ありがたかったですね。そんなふうに言ってくださって嬉しかったです。
その頃の生徒さん、保護者の皆様、本当に感謝です。
でも今振り返ってみると、若さの良い所はたくさんありましたが、
ピアノ指導のスキルはまだまだだったなぁと思います。
ピアノ指導の道筋というか、先を見据えて逆算する力というか、
言葉で表現するのが難しいのですが。
今なら1度演奏を聴かせてもらえればほとんど瞬間的にわかってしまいます。
現在の状況が続けば、この生徒さんは何年後かにはどれくらい弾ける状態なのか。
何が問題点なのか、ではどのようにそれを解決していくのがよいのか。
いつ頃までにどのようなことをマスターしておくほうがよいのか。
全てではないにしろ、今ならかなりの部分で確信をもって道筋が見えます。
若い頃はそこまではわかっていなかったというのが本音です。
ピアノ指導のスキルが上がると同時に、
ソナタレベルなどのピアノ経験者の保護者の方のお子さまがご入会されることが多くなりました。
なんと、ありがたいことに音楽短大ピアノ科卒のお母様のお子様もいらっしゃいます。
他教室に通っておられましたが、お子様が上達しないことにすぐにお気づきになり、
体験レッスンを受けて即日入会されました。
すでに7年通ってくださっています。
反対にピアノ未経験の保護者の方のお子様の入会が減ってしまったかもしれません。
私はかなり正直な性格で、
まっすぐ「こうしたほうが上達すると思いますが」と言ってしまうので・・・
怖がられるのかもしれません、苦笑。
それが今の反省ですね、苦笑。
ということで、しっかりピアノが弾けるようになりたい方、
練習しているつもりなのになぜ上達しないのかわからない方、
なんとなくレッスンに通っているけど本当にこれで弾けるようになるのかと不安な方。
体験レッスン受付中です(^^)
あっという間に9月です。
今年の夏は本当に暑かったですね~。まだまだ日中は暑い感じです。
さて、HPのトップページにもお知らせしていますが、
11月の「おさらい会」に向けて名曲に挑戦している生徒さんがいます。
その名曲とは・・・ショパンの「華麗なる大円舞曲」です。
幼稚園の頃から通ってくださっています。
すっかり大きくなられて、現在小学校6年生。
元々とても頑張り屋さんで音楽が好きな彼女ですが、
発表会がなかなかできなかったこともあり、
一時期モチベーションが下がった様子があったとお母さまがおっしゃっていました。
でも、その間も諦めず普段の教本、練習曲などギアをアップして進めてきたかいがありました。
譜読みもどんどん速くできるようになり、このところ本当に成長著しい生徒さんです。
大作曲家ショパンの華麗なる大円舞曲といえばピアニストのレパートリーとしても上がるくらいの名曲。
さてさて、ちょっと背伸びの大挑戦ですが奮闘中です(^^)
仕上がりが本当に楽しみです。
タイトル通り、「ピアノおさらい会」開催が決定しました。
この2年半、コロナという未曽有の感染症のためいろいろなことがストップしてしまいましたよね。
生徒さんも学校生活の中で今までできたことができなくなったり、縮小したりしてきたことでしょう。
当教室のピアノ発表会も、なんと2回連続で開催できませんでした。
とくに2回目の時は、準備も万端、もう当日を迎えるだけという直前の時期に、
タイミング悪く緊急事態宣言が出てしまい、会場の大ホールが閉鎖ということに。
もう本当にガックリきてしまいました。
でも、このような社会状況ですから仕方ありません。
その中で私自身もいろいろと考えること、思うことがあり、
少し今までとは違うことをしてみようという気持ちが湧き上がってきました。
「コロナだからできない」ではなく、「コロナであってもできる」形にしたいなという気持ちです。
2022年11月初旬、大阪梅田にて「ピアノおさらい会」を開催します。
こじんまりとしたレンタルルームですが、とても綺麗☆
そして、ピアノはスタインウェイフルコン!
(ピアニストが大ホールのコンサート本番で使う最高級グランドピアノです)
発表会とは違い、参加費もとてもリーズナブル(^^)
参加したい方は是非お早目にお問合せください。
あっという間に5月です。
ゴールデンウィークも終わりましたね。
ピアノを習って本当に身についていく方とそうでない方は何が違うのでしょうか。
さまざまな要素があり、一人として同じ生徒さんはいないのでもちろん一言で言い切ることはできませんが、
少しでも参考になればと思います。
今回はまず前提としてのお話をしたいと思います。
お子様のレッスンについてです。
ピアノは一対一で長期に渡りアドバイスをもらったり弱点を教えてもらったりしていく習い事です。
ですから、指導者との信頼関係を築くことができるかどうかはとても大切。
お子様のレッスンの場合は保護者の方との関係も大きいです。
私自身これまで本当に多くの生徒さんを教えさせてもらっていますが、
生徒さん、保護者の方との信頼関係がある場合、生徒さんの上達には大きな成果がありました。
ピアノを習うということに付随してたくさんの時間的、精神的、経済的な手間や負担がでてきます。
しかも結果はすぐに目に見えず、何年というスパンで継続していくことが必要な習い事です。
さらにレッスンに通ってある程度弾けるようになった、そう思う頃に上達が壁にぶちあたることもあります。
そんな時、「こうしたらどうでしょう?」「こう考えてみては?」とご提案してみます。
「そうなのかな?」という気持ちがわきでてきた時、
信頼してくださっている保護者の方は「わからないけれど先生がそうおっしゃるならそうしてみます。」
とできる範囲でいろいろ工夫してくださいます。
100%の力でピアノに向き合ってくださいというわけではありません。
趣味として楽しみたいピアノですから。
でも、ピアノを楽しんで弾けるレベルに到るまでには楽しいだけでは到らない場面もあることを知っていただきたいと思います。
レッスンは全くの初心者からスタートして、生徒さんの成長につれてどんどんと変化していきます。
長く習っていれば、もうそれはそれは「山あり谷あり」。
はたからみれば「上手でいいですね~」と言いたくなるように見える方も、
ふたを開けてみれば、レッスンの過程では悩んだり、嫌になったり。
決していつもいつも順調だったわけではないのです。
本当にいろいろな時期を踏ん張って諦めずにピアノを続けてきてくれたということです。
だからこそ、信頼できるピアノの先生と一緒に。
その時、その時の生徒さん一人ひとりの状況に添えるようにしていきたい。
そう思いながら指導しています。
ピアノを習い始めて難しいなと感じることは人それぞれ違いますが、
その中でも多くの方にとって最初の難関になるのは「音読み」「譜読み」の部分かもしれませんね。
「習ってだいぶたつのに音符をしっかり読めていない」
「一つ一つの音符は読めるけれど楽譜になるとすらすら読めない」
このような状態が長く続いている場合はピアノレッスンの赤信号だと思っていただいて間違いないです。
小3、小4あたりになって教本が難しくなってきているのに新しい曲になると時間がかかるというのは
先生側からみるととても「危なっかしい」と感じる事態です。
それはどんなにコンクールや発表会で「こんな有名な曲が弾けた」という方であってもです。
発表会やコンクールで1曲に時間をかけ弾きこむことはとても大事で勉強になります。
しかし、ある1曲に時間をかけ細やかに音楽的解釈を練り上げて得られる力と、
初めてみる曲やさまざまな多くの曲を瞬間的に把握し素早く対応できる力は別物。
ピアノ演奏の成長と上達のためには両方の力が必要なのです。
正直な所、読譜の力をつけるには地道な繰り返し以外にはありません。
文字が読めるようになる過程と同じです。
音符カードやドリルなどを使って徹底的に繰り返せば必ず音符は読めるようになります。
時間がある小学校低学年までにあせらず何度も定着するまでやればよいということです。
音符を読むのに時間がかかっているとおのずとピアノが面倒になってきます(苦笑)
音数が少ない初歩や初級あたりまでなら何とか進みますが、
音数が増える頃にはピアノが嫌になってしまう方が本当に多いです。
音符を苦労しないで読める状態にしておくことが最初の難関を通過できるポイントです。
ただ、1個1個の音符が読めるようになっても、楽譜としてすらすら読めないという方もいます。
そのような方はぜひお問い合わせくださいね。
当教室でどのように指導しているか面談で詳しくお話させていただきます(^^)。
あっという間に1月末です。今年もよろしくお願いいたします。
この2年間ほど、世の中的に大変なことがたくさんありました。
個人的にもいろいろあり、考えさせられることが本当に多かった2年間です。
まだまだ先が見通せない感じではありますが、なんとか希望を失わずに諦めずに。
こんな時こそ音楽の力を信じたいです。
今年もピアノや音楽に関して少しでもお役に立てるお知らせを書いていけたらいいなと思っています。
自分自身のピアノに対する考え方、捉え方も昔に比べずいぶん変わってきました。
もちろん、変わらない、変えてはいけない部分もありますが。
というか、実はもともと私は音楽に対する気持ちはかなり自由だったんです。
音楽大学でクラシックピアノの勉強をしてきましたが、実はどちらかというと本当はpopsが大好き。
それも小6の頃から洋楽にドはまりして当時レコード(古い・・^^)やらFMでずっと海外の曲を聴いていました。
高校生の頃にはロック、R&Bやらソウル系のブラックミュージックも大好きに。
全然クラシック聴いてないやんという感じでした(^^;)
なので、当然ですがクラシック一筋のピカピカのピアノの先生をお探しの方にはちょっと違うかもです(笑)。
でも音楽に関する熱い気持ちと積み重ねてきたピアノ指導については自信がありますよ~。
特に、ピアノ習ってるのに楽しくないな~とか、練習してるつもりなのになんで上手くならないんだろうという方!
そういう方の指導、ほんとに得意です!
そういう生徒さんにたくさん出会ってきたからです。
そして、そんな生徒さんがいきいきと上達していく姿を見て本当にやりがいを感じてきたからです。
現在、新規の生徒さん募集中です。お気軽にお問合せくださいね。
12月になり寒い日も多くなってきました。
さて、受験生の方はいよいよ大詰めの時期という感じでしょうね。
精一杯頑張っていらっしゃるご本人だけでなく、受験を見守る保護者の方の大変さも本当によくわかります。
自分も通ってきた道なので、もう山ほど言いたいことや、思い出やら、何やら(笑)ありますよ!
もう済んだことなので今更言いませんが・・・いろいろありました~。
いろいろありますよ!保護者のみなさん。
どうか心して(笑)でも精一杯応援して見守ってあげてくださいね。
子育ての経験としてハイライトかもしれません。
飛び上がるほど嬉しかったり、立ち上がれないほど落ち込んだり。
でも、すごくたくさんのことに気づかせてもらえた得難い経験でもありました。
受験生の皆さん、保護者の皆さん、どうか体調よく精一杯頑張ってくださいね。
長く通ってくださっていたわがピアノ教室の高3の生徒さん。
大事な大学受験を目前に控えて11月末で一旦退会されました。
小2で入会、途中で西宮に転居されたにもかかわらず10年間、休まず通ってくださいました。
本当に心から感謝です。
とてもクレバーで、音楽的センスも抜群の彼女。
グングンと上達して、高校生になった頃にはショパンやリストも弾きこなすように。
学校の合唱コンクールや音楽行事、卒業式などでは常にピアノ伴奏を任されるほどに成長されました。
十分に実力がつき、音楽を楽しめるレベルまでピアノを続けてきた彼女。
受験やその他、忙しくてピアノが弾けない時期が一時的にあっても、もう大丈夫です。
少し手は落ちることはあっても、全く弾けなくなるというようなことはありません。
本当によく頑張ってくれたな、と。
一生楽しめるピアノを手に入れてくれたことが指導に携わらせてもらえた者として心から嬉しい。
「楽しいレッスンだったのが何よりでした。」
お母様にそう言っていただけたのもとても嬉しかったですね。
受験もきっと精一杯挑んでいってくれることでしょう。
心から応援しています。
この11月は寒暖差がありますね。体調きをつけたいものです。
もう15年以上も前の話なので時効かなということでお話してみます。
まだ娘達がこどもの頃、ママ友が私にこんな話をしてくれました。
その頃まだ子育てに専念していた時期でした。
彼女は私が独身の頃ピアノ講師をしていたことを知っていたので話してくれたのだと思います。
「安い月謝でピアノ教えてくれるとこみつけたのよ。」
「でも"エリーゼのために"までということで。それ以上は教えられないからって。」
「そんなに本格的にやらせるつもりもないし、音符が読めるようになれたらいいから。」
アップライトピアノの教室ということ。
たしかにお月謝は相場より少しお安い感じでした・・・。
お聞きした感じでは本格的にピアノ指導の勉強をされてない先生ではと感じました。
ピアノに求めるものは人それぞれです。
何が正しいということはできませんよね。
価値観は人によって違うからです。
でも、それをふまえた上でも、
「えー、それ逆にもったいなくない?」と心の中で叫んでいました(苦笑)。
習う以上は正しく習わなければ逆効果だったということがあるのがピアノです。
音符をなんとか読めるようになって簡単な曲を習ったことがあるという経験にはなるかもしれませんが、
子どもの頃の数年でピアノを辞めては大人になったときにはすっかり忘れて弾けなくなっているでしょうし。
もしかしたら音符もすらすらとは読めなくなっている可能性も大いにあります。
お月謝もお安いといっても相場よりはということで決してタダではありません。
習う以上は、ちゃんと一生楽しめるピアノを身に付けてほしい。
本当に美しい音楽を奏でられるようになってほしい。
私はそう思ってピアノを教えています。
もちろん、価値観は人それぞれです。
とにかく暑かった8月が過ぎ、9月になり少し秋の気配を感じることもでてきました。
さて、指が速く回る演奏についてです。
速いテンポの曲、表現としても心が前のめりに弾きたい曲というのはあります。
そういうタイプの曲をおっとりとモタッと弾いても決まらないものですよね。
ですから、しっかりとした技術で速く回る指というのは美しい演奏に本当に必要です。
もちろん無駄な力が抜けた響きのある輝くような強い音も曲によって必要となってきます。
そして当たり前ですが優しくささやくようなp,pp(ピアノ、ピアニッシモ)、弱い音も必要です。
それだけじゃないですね。
暖かく包み込むような音や空に突き抜けるような音や、まだまだたくさん、です。
何が言いたいかというと、速く弾くということも表現の一つということです。
速く弾く必要のない曲は速く弾かないほうが素敵ですよ(^^)
緊張すると自然に演奏が速くなってしまうことも多いですし、
とにかく速く弾くことがかっこいいと思ってしまうこともあるかもしれませんが、
「どのような曲なのか」「作曲者は何を表現したいのか」
自分の演奏をよく聴きながら作曲者の意図を感じ取って表現に結び付けていくことが大切です。
速い曲を圧倒的なテクニックでさらっと弾きこなす演奏をきくと憧れますよね。
でも逆説的なことを言いますが速く弾く練習をしたから速く弾けるわけではないということも。
基本の手のフォームが崩れたまま繰り返し速く弾こうとしてもどうしても弾けない所が出できたり、
弾けば弾くほど崩れていってしまったりということが起きることがあります。
結局、基本的なテクニックをしっかり積み上げていくことが近道なのではと思います。