1回にどれだけ集中できるか

今年は暖冬ですが、ここ数日は寒いです!体調、気をつけたいですね。

 

さて、よくこのブログにピアノの練習のことを書いています。

それは、ピアノの習得と上達のためには絶対に練習が必要だからです。

練習しないでピアノを弾けるようになった人はこの世にはいません!ということで、

さぞかしレッスンでも「たくさんの練習」と生徒さんに言っているかといえば・・・

実は、そうでもありません。

 

先日もレッスン中に思わず、

「なるべく少ない練習回数で弾けるようになるためにはね・・・」

と私が言ったので生徒さんがびっくりして大爆笑。

 

「今、先生、すごいこと言ったね~!たくさん練習しよう、じゃなくて少ない練習だよ~!」

「先生はね、なるべく少ない練習回数で弾いてやるーって思うような子どもだったんだよ」

と言って、ますます生徒さんと一緒に笑ってしまいました。

 

まあ、でもこれ結構本気です。

小学校低学年頃までは、どのお子さんもまだ少しはゆったり時間をとることができます。

しかし、高学年になって塾に行き始めるとどんどんと予定が詰まりだし、

中学受験をされる小6の生徒さんにいたっては、

もはやピアノを続けていけるのか、という状況になっていきます。

 

ピアノの練習にゆっくりと時間を取れるのは小さなお子さんの時期までです。

高学年になれば忙しく、短時間でどれほど密度の濃い練習ができるかということで大きな違いがでてきます。

 

 

1回の演奏にどれだけ集中できるか。

1回の演奏にどれほど真剣に取り組めるか。

何も考えず、だらだらと何十分、何十回弾いたところで上達には程遠くなってしまいます。

 

「1回で弾いてやるぞー!という気持ちで弾こう。」といつも言っています。