好きこそものの上手なれ

セミが鳴き始めました。コロナの影響で学校はまだまだ授業中。夏休みは8月からのようですね。

 

「好きこそものの上手なれ」という言葉があります。

これは正に、ピアノにも当てはまることですね。

 

小さなお子さんの場合は、保護者の方がピアノを習わせてみようと始める場合が多いと思います。

いざ習い始めてみると、思っていたよりずっと大変だな~ということがわかってきて、

簡単にすぐ素敵な曲をさらさらと弾けるわけではないし、地味な練習が延々と続く根気のいる習い事だなぁとご本人もお母さまも思われるのではないでしょうか。

 

しかも、ピアノを始めることはそんなに難しいことではありませんが、続けていくことはとても難しいことです。

特に中学生以上になれば本当に忙しく、ピアノに割ける時間はどんどん無くなっていきますが・・・。

 

 

私の教室では、嬉しいことに中学生・高校生になっても長く通って下さっている生徒さんがいます。

レッスン回数を減らしつつ、中学受験の今年度も辞めずにレッスンを続ける生徒さんもいます。

 

それぞれ性格も違い、進度も学年も全く違う彼女達の共通点は?

 

それは、「ピアノを弾くことを楽しんでいる」ということ。

 

上達することは大切です。そのためには練習しなくてはなりません。

でもそれは義務ではありませんよね。

 

結局のところ、「ピアノが好き」「弾くのが楽しい!」という根っこの思いがなければ、

練習はただただしんどいだけのもの、やらされるものになってしまいます。

 

なんのために練習するのか?

「ピアノ弾けるようになりたい!」

「もっと上手に弾けるようになりたい」

「この曲すごく綺麗で好き!」

 

始めた頃は本人の意思ではなかったとしても、必ずどこかでご本人の意思になっていく。

ピアノを続けていけるのはそういう生徒さんです。

 

 レッスンでは、ピアノって結構面白いよってことをずっと全身でお伝えしています。

結局「ピアノが好き」という根底の気持ちがあるかどうかが大切だと思うからです。