常日頃感じてきたことについて少し書いてみようかなと思います。
新しい曲に取りかかって、音もリズムも理解できてきた、指の動きも慣れてきた、さぁ間違えずに弾けた!
・・・でもなんか物足りないな、なんか冴えないなということはありませんか。
音もリズムも正しいですよ、テンポも頑張ってますよ、というのにです。
こういう場合、生徒さんの演奏を聴かせてもらえれば即座にいろいろな処方箋が浮かびます。
もちろん、みなさんそれぞれ原因は違います。
技術的な問題の場合もありますし、表現面でのアプローチが必要な場合もあります。
ご自分の演奏がどこで引っかかっているのか悩んでらっしゃる方はぜひ体験レッスンにいらしてくださいね。
一例をあげますと。
よく感じるのは、演奏をただの音の羅列のように捉えてらっしゃるのでは?ということ。
例えば言葉にはまとまりがありますよね。
「言葉には」「まとまりが」「ありますよね」
これが自然な感じです。でも、
「言葉にはま」「とまりがあ」「りますよね」
と変な所で切って言うととても違和感があります。
でも、これをピアノ演奏でやってらっしゃる方、とても多いです!
メロディーとしてのひとまとまりを「フレーズ」というのですが、フレーズ完全無視の方結構います(^^;)
間違えずに正しく弾いていても音楽としては違和感がある感じになっているということです。
フレーズを感じて弾くこと、つまり音を言葉のように感じて弾くことが大切なのです。
どうやったらフレーズを理解し感じて弾けるようになるか、生徒さんにはしっかりお伝えしています。