本当に実力はついていってる?

暑いですね~。疲れがたまってきてないでしょうか?本当に暑い~。

 

さて、今日はよくピアノ演奏に関して知っていただきたいなと思うことについて書きます。

まだ、習い始めて年数の経っていないお子さんや保護者の方に多いかなと思うことです。

 

「とにかく教本が進めば上手になっていく」

「間違えずに最後まで弾けていれば合格して〇なはず」

「止まらずに速く指が回っていると上手」

 

・・・もしかしてこんなふうに思っておられるのではないかなと感じることがあります。

 

まあ、もちろん教本を進めていくことは大事ですし、間違えずに弾けることは立派です。

速く指が回ることも凄いことですよね。

 

それだけでも大変ですからね。

頑張ってきた、努力してきた証拠でもあります。

 

でもね、そうはいってもやっぱり内容が伴っていないと・・・なんです。

 

教本を進めることは本当に大事。

でも、本当に実力はついて行ってますか?

自分で譜読みが早くできるようになってきていますか?

リズムや音の間違いに指摘される前に気づいていますか?

 

ただなんとなく教本が進んでいっても本人の実力が伴っていなければ必ず行き詰ってくる時期がきます。

 

他の教室から移動してこられた生徒さんでそのような状態になっている場合は、

あえて少し難易度を下げた教材に変えることもあります。

 

私自身もこれまで何人もの先生に師事してきましたので、

「えー、簡単な曲に戻されるのかぁ・・・つらいわぁ・・・」と思うことも多々ありました。

でも、これまでの自分の経験、講師としての経験から絶対の自信をもって言い切れます。

 

戻ってもう一度やってみて良かったです。

 

生徒さんの気持ちもわかりますので、できれば戻りたくはないんですよ、こちらも。

でもその必要があるからやるわけです。

パッと切り替えてしっかり取り組んでくださる生徒さんは見違えるような進歩をみせてくれます。

 

教本を進める話だけで長くなってしまいました。

 

次回は「指が速く回っていれば上手な演奏???」について書きたいと思います。