この11月は寒暖差がありますね。体調きをつけたいものです。
もう15年以上も前の話なので時効かなということでお話してみます。
まだ娘達がこどもの頃、ママ友が私にこんな話をしてくれました。
その頃まだ子育てに専念していた時期でした。
彼女は私が独身の頃ピアノ講師をしていたことを知っていたので話してくれたのだと思います。
「安い月謝でピアノ教えてくれるとこみつけたのよ。」
「でも"エリーゼのために"までということで。それ以上は教えられないからって。」
「そんなに本格的にやらせるつもりもないし、音符が読めるようになれたらいいから。」
アップライトピアノの教室ということ。
たしかにお月謝は相場より少しお安い感じでした・・・。
お聞きした感じでは本格的にピアノ指導の勉強をされてない先生ではと感じました。
ピアノに求めるものは人それぞれです。
何が正しいということはできませんよね。
価値観は人によって違うからです。
でも、それをふまえた上でも、
「えー、それ逆にもったいなくない?」と心の中で叫んでいました(苦笑)。
習う以上は正しく習わなければ逆効果だったということがあるのがピアノです。
音符をなんとか読めるようになって簡単な曲を習ったことがあるという経験にはなるかもしれませんが、
子どもの頃の数年でピアノを辞めては大人になったときにはすっかり忘れて弾けなくなっているでしょうし。
もしかしたら音符もすらすらとは読めなくなっている可能性も大いにあります。
お月謝もお安いといっても相場よりはということで決してタダではありません。
習う以上は、ちゃんと一生楽しめるピアノを身に付けてほしい。
本当に美しい音楽を奏でられるようになってほしい。
私はそう思ってピアノを教えています。
もちろん、価値観は人それぞれです。