ピアノを習い始めて難しいなと感じることは人それぞれ違いますが、
その中でも多くの方にとって最初の難関になるのは「音読み」「譜読み」の部分かもしれませんね。
「習ってだいぶたつのに音符をしっかり読めていない」
「一つ一つの音符は読めるけれど楽譜になるとすらすら読めない」
このような状態が長く続いている場合はピアノレッスンの赤信号だと思っていただいて間違いないです。
小3、小4あたりになって教本が難しくなってきているのに新しい曲になると時間がかかるというのは
先生側からみるととても「危なっかしい」と感じる事態です。
それはどんなにコンクールや発表会で「こんな有名な曲が弾けた」という方であってもです。
発表会やコンクールで1曲に時間をかけ弾きこむことはとても大事で勉強になります。
しかし、ある1曲に時間をかけ細やかに音楽的解釈を練り上げて得られる力と、
初めてみる曲やさまざまな多くの曲を瞬間的に把握し素早く対応できる力は別物。
ピアノ演奏の成長と上達のためには両方の力が必要なのです。
正直な所、読譜の力をつけるには地道な繰り返し以外にはありません。
文字が読めるようになる過程と同じです。
音符カードやドリルなどを使って徹底的に繰り返せば必ず音符は読めるようになります。
時間がある小学校低学年までにあせらず何度も定着するまでやればよいということです。
音符を読むのに時間がかかっているとおのずとピアノが面倒になってきます(苦笑)
音数が少ない初歩や初級あたりまでなら何とか進みますが、
音数が増える頃にはピアノが嫌になってしまう方が本当に多いです。
音符を苦労しないで読める状態にしておくことが最初の難関を通過できるポイントです。
ただ、1個1個の音符が読めるようになっても、楽譜としてすらすら読めないという方もいます。
そのような方はぜひお問い合わせくださいね。
当教室でどのように指導しているか面談で詳しくお話させていただきます(^^)。