あっという間に5月です。
ゴールデンウィークも終わりましたね。
ピアノを習って本当に身についていく方とそうでない方は何が違うのでしょうか。
さまざまな要素があり、一人として同じ生徒さんはいないのでもちろん一言で言い切ることはできませんが、
少しでも参考になればと思います。
今回はまず前提としてのお話をしたいと思います。
お子様のレッスンについてです。
ピアノは一対一で長期に渡りアドバイスをもらったり弱点を教えてもらったりしていく習い事です。
ですから、指導者との信頼関係を築くことができるかどうかはとても大切。
お子様のレッスンの場合は保護者の方との関係も大きいです。
私自身これまで本当に多くの生徒さんを教えさせてもらっていますが、
生徒さん、保護者の方との信頼関係がある場合、生徒さんの上達には大きな成果がありました。
ピアノを習うということに付随してたくさんの時間的、精神的、経済的な手間や負担がでてきます。
しかも結果はすぐに目に見えず、何年というスパンで継続していくことが必要な習い事です。
さらにレッスンに通ってある程度弾けるようになった、そう思う頃に上達が壁にぶちあたることもあります。
そんな時、「こうしたらどうでしょう?」「こう考えてみては?」とご提案してみます。
「そうなのかな?」という気持ちがわきでてきた時、
信頼してくださっている保護者の方は「わからないけれど先生がそうおっしゃるならそうしてみます。」
とできる範囲でいろいろ工夫してくださいます。
100%の力でピアノに向き合ってくださいというわけではありません。
趣味として楽しみたいピアノですから。
でも、ピアノを楽しんで弾けるレベルに到るまでには楽しいだけでは到らない場面もあることを知っていただきたいと思います。
レッスンは全くの初心者からスタートして、生徒さんの成長につれてどんどんと変化していきます。
長く習っていれば、もうそれはそれは「山あり谷あり」。
はたからみれば「上手でいいですね~」と言いたくなるように見える方も、
ふたを開けてみれば、レッスンの過程では悩んだり、嫌になったり。
決していつもいつも順調だったわけではないのです。
本当にいろいろな時期を踏ん張って諦めずにピアノを続けてきてくれたということです。
だからこそ、信頼できるピアノの先生と一緒に。
その時、その時の生徒さん一人ひとりの状況に添えるようにしていきたい。
そう思いながら指導しています。