3月ですからピアノをこれから始めようかなという方もいらっしゃるでしょう。
そのような方に向けてのお話です。
何歳からピアノを始めるのがよいのか。
もちろん、ピアノは何歳からでも始められます。
大人になって初めてピアノを習っても弾けるようになりますよ。
4~5歳から始めた方、小学校2~3年で始めた方、高校から始めた方、
大人になって始めた方など、過去指導させて頂きましたが、
どの年齢で始めても結局一生懸命練習してきてくださる方は上達しますし、
どんなに早く習い始めても練習量が足りなかったり、
気持ち的にもピアノに対し熱量が少ない方はあまり進んでいきません。
ただ、全く違う年齢で同じくらい一所懸命に取り組んでくださっている方がいたとして、
詳しくここでは言いませんが、同じような感じで上達するのかといえばやはり違います。
小さいお子さん、特に幼児から6~7歳くらいまでのお子さんは感覚的にとても優れています。
細かい理屈など説明しなくても、
「こうやって弾いてごらん」とやって見せると勘のいいお子さんなら瞬時にマネできたりします。
大人から見ると凄いなと感動するところですが、いかんせん、これはまだ定着していません。
自分のものにはなっていないのです。
定着するのは、それを積み上げていって高学年、中学生になるころです。
ですので、小学校低学年で弾けていてもそれはまだ本人のものにはなっていません。
そこからです。
なので小3や小4でピアノを辞めてしまうとほとんど弾けなくなってしまうわけです。
話を元に戻して、では何歳から始めるのがよいのか。
もちろん、始めたいと思った時です。
ですが、少しでも音楽やピアノに興味をお持ちであれば4~5歳からがいいと思います。
ただし、個人差がありますから落ち着いて話が聞ける状態になっていればということです。
ピアノの個人レッスンは集団の音楽レッスンとは全く違うものです。
「先生の話を聞いてそれをやってみる」という自覚がご本人にない状態では成り立ちません。
4~5歳でまだ音楽に興味があるかどうかわからない場合は、
あまり慌てず集団のレッスンで様子をみたほうがいいこともあります。
その後、当教室に小1から移って来てくださった方はとても順調に上達されています。
小学校1年から始めるのも遅くはないですが、入学という大きな節目があり、
生徒さんも大きく変わる環境に適応しないといけないこともありますからね。
習い始めると「こんなに大変なんだ・・・」と思うことがあるかもしれません(苦笑)
でも、諦めないでくださいね。
本当のところ、ピアノ簡単じゃないです!
簡単じゃないものに挑戦するんだと覚悟を決めて始めてもらえれば・・・
きっと上手くいきます(^^)
小さなお子様は本当に可能性の塊です。
一生懸命取り組んでくださる方は必ず弾けるようになっています。
それもとても自然で心地いい演奏ができるように。
当たり前なのですが改めて、「やはり基礎、基本が大事」です。
でも、基礎基本を身につけるにはとても時間がかかります。
突貫工事ではあとあとやっぱりいろいろな弊害が。
大切なところに時間をかけると後々そのほうがすっと伸びていきます。
基礎、基本に時間をかけられる4~5歳から始めてみることもお考えくださいね。